2025年09月29日
- 認知行動療法
オンラインで盗撮再犯防止へのカウンセリング

盗撮は「やめたい」と思っても繰り返してしまう行為のひとつです。再犯防止のためには、ただ禁止するだけではなく、なぜ繰り返してしまうのかを整理し、具体的な対処方法を身につけることが重要です。本記事では、オンラインで受けられる盗撮再犯防止のカウンセリングについて、認知行動療法(CBT)の視点を踏まえてご紹介します。
こんにちは。オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターです。
当センターでは、盗撮や覗きなどの行為に悩む方、再犯を防ぎたいと考えている方を対象に、全国からオンラインでのカウンセリングを受け付けています。本日のテーマは「盗撮再犯防止へのカウンセリング」です。
盗撮を繰り返してしまう心理的背景
盗撮をしてしまう方の多くは、「頭ではいけないと分かっている」のに、「気づけば行動に移してしまった」という感覚を抱えています。その背景には以下のような要因が関係していることがあります。
- スリルや刺激を求める心理
日常の中で強い緊張感や快感を求めてしまう。 - 誤った考え方による正当化
「誰にも迷惑をかけていない」「一度だけなら…」といった思考。 - 強い衝動に抗えない感覚
衝動が浮かぶと自分の意思で抑えきれないと感じる。
こうした要因が重なると、再犯のリスクは高まります。再犯防止には、自分の考え方や行動を冷静に見直し、衝動への具体的な対処法を習得していくことが欠かせません。
認知行動療法(CBT)での取り組み
認知行動療法は、考え方(認知)と行動のパターンを整理し、より望ましい形に変えていく心理療法です。盗撮再犯防止においても有効な方法として活用されています。
1. 衝動が起きる状況の把握
まず、自分がどのようなときに衝動を感じやすいのかを整理します。
- どんな場所で
- どんな気分のときに
- どんな考えが浮かんで
- 身体にはどんな反応が出ているか
これを具体的に記録することで「衝動が生まれるきっかけ」が明らかになっていきます。
2. 認知の見直し
「このくらいなら平気」「一度だけなら問題ない」といった考え方は、行動を繰り返す大きな要因です。CBTでは、そのような思考を整理し、より現実的で望ましい視点へ切り替える練習を行います。
3. 衝動への対処法を習得する
再犯防止には「我慢」だけでは不十分です。衝動が浮かんだときに取れる「別の行動」を準備しておくことが大切です。
- 深呼吸や筋弛緩法で体を落ち着ける
- その場を離れる習慣を作る
- 運動や別の活動に置き換える
こうした具体的な方法を積み重ねることで、衝動に流されにくくなります。
リラプス・プリベンション(再発予防法)
CBTと並んで重要なのが「リラプス・プリベンション(再発予防法)」です。これは、再犯につながるリスク場面やパターンを事前に想定し、備えておく方法です。
1. 高リスク状況を特定する
- 一人での外出時に衝動が強まる
- 強いストレスのあとに衝動が起きやすい
- 飲酒後に抑制が効かなくなる
こうした「危険な場面」を洗い出し、再犯につながる前に気づけるようにします。
2. 警告サインを把握する
- ソワソワする
- 特定の考えが浮かんでくる
- 人混みや場所に強く意識が向く
このような小さなサインを見逃さず、「今リスクが高まっている」と早めに対処できるようにします。
3. 対処スキルを実践する
- 衝動が出たときの呼吸法や行動切り替え
- 信頼できる人に相談する
- 危険な場面を避ける行動習慣を持つ
4. 再発後のリカバリー
万が一行動に至ってしまった場合も「すべてが無駄になった」と投げ出すのではなく、「ここから再び立て直せる」と考える練習をします。これにより悪循環を防ぎます。
リラプス・プリベンションは「失敗をゼロにする」のではなく、「失敗を最小限に抑え、再び立ち直れる力を養う」ことが目的です。
オンラインカウンセリングのメリット
当センターのカウンセリングはすべてオンラインで実施しています。
- 全国どこからでも利用可能
地域を問わず、自宅や職場など安心できる場所から利用できます。 - プライバシーに配慮
来室する必要がないため、周囲に知られる心配を軽減できます。 - 継続しやすい
移動の負担がない分、定期的に続けやすく、再犯防止の習慣づけに適しています。
カウンセリングで得られるもの
- 自分の行動パターンを客観的に理解できる
- 衝動への具体的な対処スキルを習得できる
- 「やめたいのにやめられない」という悪循環を断ち切る一歩を踏み出せる
- 安心できる環境で秘密を守りながら話せる
よくあるご質問(Q&A)
Q1. オンラインでも効果はありますか?
A. はい。対面と同じように会話やワークを通じて進めます。むしろ移動が不要なため継続しやすく、全国から多くの方が利用されています。
Q2. 家族や職場に知られることはありませんか?
A. 個別対応で情報は厳重に管理されます。ご希望に合わせた連絡方法も可能ですのでご安心ください。
Q3. どのくらい続ければ効果が出ますか?
A. 個人差はありますが、多くの方は数ヶ月単位での取り組みを通じて「衝動を抑えられる」「考え方が変わってきた」と実感されています。
お申込・お問い合わせ
オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンター
- Webサイト:https://cbt-mental.co.jp/
- LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
- お申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
まとめ
盗撮の再犯防止には、「禁止する」「叱責する」だけでは不十分です。
再犯の背景にある心理や考え方を整理し、具体的な行動の切り替えを身につけることが必要です。オンラインカウンセリングなら、全国どこからでもプライバシーに配慮した環境で取り組むことができます。
「やめたいのにやめられない」と悩んでいる方にこそ、オンラインカウンセリングを活用していただきたいと考えています。
一人で抱え込まず、専門的なサポートを得ながら、再犯防止に向けて一歩を踏み出してみませんか。