2025年10月08日
- 認知行動療法
オンラインで児童ポルノ所持再発防止へのカウンセリング
近年、インターネットを通じた児童ポルノ所持や閲覧に関する問題が大きな社会課題となっています。
逮捕や摘発をきっかけに「二度と繰り返したくない」と考える一方で、再び同じ行動に引き寄せられてしまう方も少なくありません。
その背景には、単なる意思の弱さではなく、心理的・行動的な仕組みが関わっていることが多くあります。
本記事では、オンラインカウンセリングによる児童ポルノ所持再犯防止をテーマに、認知行動療法(CBT)の視点から具体的な支援の流れをご紹介します。
ご挨拶
こんにちは。オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターです。
私たちは全国から利用できるオンラインカウンセリングを通じて、性犯罪に関わる方々の再発防止を支援しています。
今回のテーマは「児童ポルノ所持再犯防止」について。専門的な視点から丁寧にお伝えいたします。
児童ポルノ所持の再犯が起きる背景
児童ポルノ所持に至る背景は人によって異なりますが、再犯のリスクを高める共通の要因が存在します。
- 衝動や欲求のコントロールが難しい
- ストレスや孤独感からの逃避
- 「見ても大丈夫だろう」という自己正当化
- バレないという誤った安心感
このような思考や感情のクセが繰り返されることで、行動が再び生じやすくなります。
認知行動療法による再犯防止の考え方
認知行動療法では「考え方(認知)」と「行動」の関係に注目します。
児童ポルノ所持に関しても、衝動に至る前段階でどのような思考が浮かび、どんな感情や状況が行動を後押ししているのかを整理していきます。
具体的なアプローチ例
- 状況の分析
「どんな時に衝動が強くなるのか?」を具体的に把握します。 - 考え方のパターンを見直す
「一度だけなら大丈夫」という認知を検討し、現実的なリスクを再確認します。 - 代替行動の習得
衝動が生じた時にできる別の行動(運動・相談・自己記録)を準備します。 - リラプス・プリベンション(再発予防)
「再び繰り返さないための仕組み」を作ります。衝動が高まるサインを早めに察知し、対処できるように整えます。
オンラインカウンセリングの利点
児童ポルノ所持に関する問題は非常にセンシティブであり、相談をためらう方も多くいます。
オンラインカウンセリングには以下のようなメリットがあります。
- 全国どこからでも利用可能
- 匿名性・プライバシーの確保
- 通院の負担が少なく継続しやすい
- 自宅という安心できる環境で受けられる
これにより「相談したいけど外に出るのが怖い」という方でも一歩を踏み出しやすくなります。
再発を防ぐための心構え
児童ポルノ所持の再犯防止において大切なのは「やめること」だけではなく「やめ続けること」です。
一時的に衝動を抑えられても、生活の中で再び欲求が高まる瞬間は必ず訪れます。
その時に備えて、
- 自分のリスク場面を把握すること
- 相談できる専門家とつながっておくこと
- 一人で抱え込まない仕組みを持つこと
これらを意識することが長期的な再犯防止につながります。
当センターでの取り組み
オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターでは、以下のような流れでサポートを行っています。
- 初回相談(無料)
現在の状況やお悩みを丁寧にお聞きします。 - 心理教育
衝動や行動のメカニズムを学び、自分の状態を理解します。 - 行動プラン作成
リスク場面への対処法を一緒に整理します。 - 継続的サポート
定期的な面談を通じて再犯防止の仕組みを固めます。
Q&A
Q1. カウンセリングを受けると、必ず再犯を防げますか?
A1. 「絶対に再犯しない」と言い切ることはできません。ただし、専門的な支援を受けることでリスクを大幅に下げることが可能です。
Q2. 家族や周囲に知られることはありませんか?
A2. オンラインでのやり取りはプライバシーを厳守します。ご本人の同意なしに情報が外部に漏れることはありません。
Q3. どのくらいの期間、カウンセリングを受ける必要がありますか?
A3. 個人差がありますが、数か月から1年以上かけて取り組む方も少なくありません。重要なのは「短期間で終わらせること」より「継続して再犯防止の力を身につけること」です。
ご利用方法
当センターのオンラインカウンセリングは、完全予約制で全国からご利用いただけます。
▼公式WEBサイト
https://addiction.cbt-mental.co.jp/
▼LINEでのご相談
https://lin.ee/26sKHRK8
▼お申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
まとめ
児童ポルノ所持の再犯防止は、単に「やめたい」と思う気持ちだけでは難しい場合があります。
認知行動療法を取り入れたオンラインカウンセリングでは、再犯のリスクを理解し、現実的な対処法を学ぶことができます。
もし「繰り返してしまうのではないか」と不安を抱えている方は、早めに専門家へご相談ください。
再犯を防ぐことは、社会全体にとっても、ご自身の人生にとっても大きな意味を持つ一歩です。