2026年06月08日
- 認知行動療法
なぜ性加害は一度やめても再発してしまうのか?
こんにちは。
オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターです。
「もう二度としないと誓ったのに、また同じことをしてしまった」
当センターには、そのような悩みを抱えた方からのご相談が少なくありません。
性加害行為が発覚した直後は、
- 強い後悔
- 恥ずかしさ
- 恐怖
- 自己嫌悪
などから、「絶対に繰り返さない」と決意される方がほとんどです。
しかし実際には、その後数か月から数年の間に再び問題行動が起きてしまうことがあります。
これは単純に「反省が足りない」「意志が弱い」という問題だけでは説明できません。
本記事では、性加害行為がなぜ再発してしまうのかについて、認知行動療法や再発予防の視点から解説します。
意志の力だけでは再発を防ぐことが難しい理由
警察への発覚や逮捕、家族への発覚、裁判などを経験した直後は、多くの方が強い危機感を抱きます。
しかし、その緊張状態は永遠には続きません。
時間が経過すると、
- 少しずつ安心感が出てくる
- 問題が過去の出来事のように感じられる
- 危機感が薄れていく
という変化が起こります。
そして、
- 仕事のストレス
- 人間関係の悩み
- 孤独感
- 疲労
- 睡眠不足
などが重なった時に、再び過去と似た状況に近づいてしまうことがあります。
再発は突然起きるように見えて、実際には小さな変化が積み重なった結果として起きることが少なくありません。
行動を正当化してしまう考え方
性加害行為を繰り返してしまう背景には、自分自身を納得させる考え方が存在することがあります。
例えば、
- 「少し見るだけなら問題ない」
- 「相手も嫌がっていないかもしれない」
- 「今回は大丈夫だろう」
- 「ストレスが溜まっているから仕方ない」
といった考えです。
こうした考え方は、一見すると些細なものに見えるかもしれません。
しかし実際には、
考え方
↓
行動
↓
正当化
↓
再び行動
という流れを作り出し、再発につながることがあります。
認知行動療法では、このような考え方のパターンを整理し、
- どのような時に出現するのか
- 行動にどのような影響を与えているのか
を分析していきます。
脳の報酬系が影響している場合もある
性加害行為の中には、依存や嗜癖に近い側面を持つものがあります。
人の脳には「報酬系」と呼ばれる仕組みがあり、強い刺激を経験すると、その刺激を再び求めるようになります。
その結果、
- 本人はやめたいと思っている
- 繰り返したくないと思っている
- 逮捕や発覚のリスクも理解している
にもかかわらず、
「なぜかやめられない」
という状態になることがあります。
実際には、行為そのものが楽しいというよりも、「やりたい」という欲求だけが強く残っているケースもあります。
再発防止で重要なのは「きっかけ」を知ること
再発防止の支援では、
「二度としないと誓うこと」
だけではなく、
「どのような状況で危険になるのか」
を把握することが重要になります。
例えば、
- ストレスが溜まった時
- 一人で過ごす時間が増えた時
- 特定のインターネット利用をした時
- 飲酒した時
- 気分が落ち込んでいる時
など、人によって危険な状況は異なります。
認知行動療法やリラプス・プリベンション(再発予防)では、このような再発のきっかけを整理し、早い段階で対処する方法を一緒に考えていきます。
再発防止は「気合い」ではなく「仕組み」
性加害の再発防止は、
「強い意志を持つこと」
だけで実現するものではありません。
むしろ、
- 自分の危険なパターンを知る
- 再発のサインを見つける
- 相談できる環境を作る
- 行動を変える仕組みを整える
ことが重要です。
当センターでは、認知行動療法や再発予防の考え方を用いながら、一人ひとりに合わせた再発防止支援を行っています。
オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンター
「なぜ繰り返してしまうのか整理したい」
「再発防止に向けて具体的に取り組みたい」
「弁護士からカウンセリングを勧められた」
という方は、お気軽にご相談ください。
【オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンター】
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