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はじめに|オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターより

こんにちは。
オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターです。

当センターでは、性犯罪の再発を防ぎ、社会生活の立て直しを支援することを目的に、全国対応のオンラインカウンセリングを行っています。この記事では、特に近年増加している「不同意わいせつ」に関するご相談に対して、私たちがどのような視点で支援を行っているのかをご紹介いたします。


不同意わいせつとは何か

2023年の刑法改正により、「同意がないまま行われたわいせつ行為」への法的対応が厳格化されました。抵抗の有無ではなく、「相手が同意していたかどうか」が問われる点が特徴です。

よくあるご相談内容

こうした事例では、行動に至った背景や判断の根拠を整理し直すことが再発防止の第一歩となります。


再発防止のためのカウンセリングとは?

当センターで行うカウンセリングの目的は、単なる「禁止」や「反省」ではありません。
再発の仕組みを明らかにし、自分自身の行動を主体的に選び直せるようにすることを目指しています。

認知行動療法(CBT)を用いた支援

CBTでは、以下の点に重点を置きます。

1. 行動に至る思考の傾向を整理する

このような思考は、必ずしも意図的な悪意ではなく、判断基準の曖昧さから生まれていることがあります。実際のやりとりや状況を客観的に見直し、適切な判断を育てていくことが重要です。

2. 自分の反応パターンを知る

これらの傾向を整理し、「その場でどうすればよかったのか」を具体的に検討します。

3. 意図せず起きた事態を言語化する

曖昧な理解のままでは、再発を防ぐ具体的な対策が立てられません。
「何が起きたのか」「なぜそう思ったのか」を丁寧に言葉にしていくことが支援の土台になります。


リラプス・プリベンション(再発予防)モデルの活用

リラプス・プリベンションとは、「再発に至る流れを分析し、行動を止める選択肢を増やす」ことを目的とした支援モデルです。

行動に至る構造の把握

たとえば以下のような段階的プロセスが見られます:

  1. ある状況やきっかけで、性的な関心が高まる
  2. 頭の中で相手との関係を自分なりに解釈し始める
  3. 相手に接触する行動に移る
  4. 相手の反応を都合よく受け取る
  5. 問題行動が生じる

このように、一気に問題行動が起きるのではなく、複数の段階を経ていることが多くあります。それぞれの段階で、どんな判断がなされ、どうすれば止まる選択肢が取れたのかを検討します。

「再発リスクの全体像」を明確にする

これらを事前に知っておくことで、再発の連鎖を途中で断ち切る対応が可能になります。


よくあるご質問(Q&A)

Q. 再発しない自信がないのですが、相談してもいいですか?
A. はい、むしろそのような不安があるときこそご相談ください。自信の有無ではなく、「自分を理解し直す姿勢」が支援の出発点になります。

Q. 本人ではなく、家族から相談しても大丈夫ですか?
A. はい。ご本人と直接の面談が難しい場合でも、ご家族によるご相談もお受けしています。

Q. カウンセリングで診断や治療をしてもらえますか?
A. カウンセリングでは医師による診断行為や医療行為は行いません。再犯防止を目的とした心理的支援としてご利用いただいています。


最後に

不同意わいせつという行為は、加害された相手の人生を深く傷つけるだけでなく、行った側にとっても人生を大きく変える結果をもたらします。

私たちは「自分の行動に向き合い、二度と繰り返さない」と決意した方に対し、正面から丁寧にサポートを行います。

過去の出来事を変えることはできませんが、これからの選択を変えることはできます。

再発防止への第一歩として、まずは10〜15分の無料相談をご利用ください。
どんな状況からでも始められる支援が、ここにあります。

【お申込はこちらから】

※ご希望の日時をいくつかご記入のうえ、フォームよりお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンター

http://addiction.cbt-mental.co.jp/

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