2025年05月15日
- 認知行動療法
【子どもの性加害】その背景と向き合い方|オンラインでできる再発防止カウンセリング

こんにちは。
オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターです。
最近、子どもによる性加害に関する報道やご相談が増えてきています。
「子どもが他の子の体に勝手に触れてしまった」
「ネット上で相手を傷つけるようなメッセージを送ってしまった」
「悪ふざけだと思っていたが、後から性加害に該当すると知らされた」
このような出来事に直面したご家族や関係者からのご相談が寄せられています。
子どもが加害的な行動をとってしまった時、本人の未来を守るためにも、適切な理解と対応が必要です。
■ 子どもによる性加害とは?
いわゆる「性加害」とは、他者の性的自己決定権を侵害する行為を指しますが、子どもが関わるケースでは次のような特徴があります。
- 年齢相応の知識や判断力が未成熟で、行動の意味を十分に理解していない
- 性に関する誤った情報や過激なコンテンツに早期に接触していることが多い
- 過去に自身が性的な被害経験をもっていたケースもある
- 好奇心やスキンシップの延長と捉えていた可能性がある
こうした背景があるため、単純に「悪いことをしたから叱る」だけでは再発防止にはつながりません。
大切なのは、「なぜその行動をとったのか」を一緒に整理し、再発しないように本人の認知や行動のパターンを丁寧に見直すことです。
■ 子どもの性加害行動の背景で見られる一例
- 相手の気持ちを想像する力が未熟で、「嫌がっているかどうか」を理解できなかった
- 性的な知識をYouTubeやSNSなどから独学で身につけ、誤解があった
- 家庭で性に関する話題が避けられていたため、安心して質問する場がなかった
- ADHDやASDなど、衝動性や社会的な距離感の理解に特徴がある発達特性がある
このような背景を持つ子どもにとって、性加害行動を「正す」のではなく、「理解しなおす」機会を持つことが重要です。
■ オンラインで受けられる再発防止のカウンセリング
私たちオンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンターでは、年齢に応じたプログラム設計で、次のような支援を行っています。
🔹 本人向けカウンセリング
- 状況の整理と、当時の気持ちや考えの確認
- 認知行動療法に基づき、「どんな思考や誤解が行動につながったのか」を一緒に検討
- 対人関係スキル、感情の調整スキル、性教育を含む再発防止教育
※小学生〜高校生に対応。オンラインでの顔出しは不要です。
🔹 保護者・支援者向けサポート
- 本人への関わり方の工夫(責めすぎない・甘やかしすぎない距離のとり方)
- 被害者対応が必要な場合の整理・連携支援
- 外部支援機関との情報共有やアセスメント協力
※本人が相談に乗り気でない場合、まずは保護者相談のみでも可能です。
■ 支援の目的は「未来を守ること」
子どもが性加害行動をしてしまったとき、保護者は強いショックと混乱の中に置かれます。
しかし、「うちの子に限って」ではなく、「今ここで向き合えるかどうか」が将来を大きく左右します。
私たちのカウンセリングは、
- 行動を責めるのではなく、「何が起きていたか」を一緒に考えること
- 知識やスキルを適切に身につけ、「二度と同じことを繰り返さない」力を育むこと
この2つを目的としています。
■ 最後に
「どう向き合えばよいのか分からない」
「誰にも相談できず、時間だけが過ぎていく」
そんなときこそ、第三者の支援が力になります。
子ども自身の再スタートのために。
ご家族や学校、地域との連携も含めて、私たちが丁寧にサポートします。
【事前無料相談はこちらから】
※ご希望の日時をいくつかご記入のうえ、フォームよりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンター
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